研修という名の、温泉に行ってきました。大荒れの天気予報にもかかわらず、穏やかな天気。祝日にもかかわらず、交通渋滞もなし。食事も美味しく、温泉も最高。”研修”ではなく“慰安旅行”としても良いくらいです。
研修っぽいことを2点。
「こんなところに、日本三大居酒屋!」
誰が決めたのか、全国の居酒屋さんを網羅した上での評価なのかは定かではありませんが、日本三大居酒屋の1つ「長久酒場」にお邪魔しました。L字のカウンターに15席とお座敷があります。店主のおじさんと、女性スタッフが3名。お酒の品揃えは全然と言っていいほど充実していません。メニューは海鮮、焼き肉、おでんと、普通です。というか少なめです。ヒラメのお刺身、タコブツ、さんま寿司、聞いたことのない貝、自家製梅酒などをいただきました。
普通なんですが、どれも美味しく、店主さんのお仕事は丁寧で、スタッフさんの対応も適度で、騒がしすぎず、落ち着いた大人の空間でした。「なるほど、三大だな」とまでは判断できませんでしたが、食材・技術・接客・空間・客層・価格など、低い評価ではないなと思いました。椅子は座りにくかったですけど。
「リゾートホテル」
一応名の通ったMというホテルに宿泊しました。室内に湯沸かし器があったので、お茶を入れようとしたところ、冷蔵庫にお水がありませんでした。氷を供給してくれる場所の案内はあったのですが、お水の案内はなかったので、部屋の外にいらっしゃったルームメイクをしているスタッフさんに尋ねました。
「お茶を入れようと思うんですが、お水はどうしたらいいですか?」
「分かりません。」「洗面のお水を使えばどうですか」
2、3名の方がいらっしゃったのですが、オロオロして、対応に困ったような返答でした。
フロントまで降りて、コンシェルジュではないとおっしゃる女性スタッフさんに、同じように尋ねました。
「お茶を入れようと思うんですが、お水はどうしたらいいですか?」
「すぐにペットボトルのお水をご用意いたします。お部屋までお届けします。2本でよろしですか。」
と、こちらが恐縮するほどの丁寧な対応でした。
この混在する接客スキルの格差は何だろうと、深読みしてしまいます。昔ながらの古い体質の観光ホテルが、有名ホテルに買収されて、古いスタックの教育が進んでいないのか?とか。直接接客しない裏方さんのお仕事と割り切ってしまっているのか?とか。
尊敬するMくんが言ってました。「ホスピタリティが大事だよ」